2014年12月28日日曜日

反芸術という芸術。

千葉市美術館で開催されていた「赤瀬川原平の芸術原論 1960年代から現在まで」のレビューです。

展覧会は12/23で終了。
今回も会期終了の前日に滑り込みというお粗末さでしたが、とにかく千葉という場所がとにかく遠いのでなかなか思い切れず、ぎりぎりとなってしまいました。

この美術館は千葉市中央区役所との複合施設内にあり、1.2階は旧川崎銀行千葉支店の建物を保存しているという面白い建物。
こちらの紹介は写真の整理をしてからいずれまた。

さて展覧会ですがタイトルにあるように1960年代から現在までという「ザ・赤瀬川ワールド」全開の展覧会。
やはり目玉は日本において現代美術が生まれるきっかけとなった、読売アンデパンダン展に出品した数々の「反芸術」作品。
そして一連の「千円札」作品については、裁判に関わる様々な資料も展示され、当時の闘いがよみがえっているようでした。
これらの作品が保存されていることにも驚きです。

そして見応えがあったのが「櫻画報」に派生するイラストレーションの数々。

展覧会開催の2日前に亡くなるというタイミングの大展覧会。
これだけの作品がまだ集められるのですから、近い将来にぜひ都心での開催が実現することを期待しています。


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