夏休み恒例の通信制カリキュラムのスクーリング授業。
保育などの現場で働くことを目標にしている学生さん達にむけた造形授業も3年目。
この授業で重要なことは、子ども達に向けたコミュニケーションツールとしての造形物の制作を通して、素材や色彩、デザインなど、すでに学んだ理論を実際に応用して制作すること。
ほぼ定番化したフェルト造形ですが、表現したいものの固有色とは異なる色を使用したり、フェルト地と異なる色の糸を使ったりすることで、よりイメージの強い作品となることを学びます。
フェルトを縫い合わせて造形する時、縁をかがり縫いするとハサミでカットした断面の固さがなくなり柔らかい印象になりますので、まきかがりやブランケットステッチ、たてまつりなど、いろんな縫い方ができると良いです。
針仕事が苦手だからという理由で糸が目立たないようにフェルト地の色と同色の糸で縫う学生さんがいますが、縫い目(ステッチ)を隠さず地と糸の色を変えて目立たせると、ポップで楽しい感じになりますし、不揃いでも手縫いの良い味になりますから、果敢に挑戦して欲しいですね。
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