絵画技法の紹介も5種類目。
紹介していない技法サンプルもあるので、だいぶ数は揃ってきました。
子どものための画材という印象の強いクレヨン。
油分で顔料が固めてあり乾くということがほとんどなく、いつの間にかいろんな所に付着してしまうため、大人になるとあまり使わない人が多いのではないでしょうか。
このねっとりした質感を特に活かした技法がスクラッチ。
くじなどで銀色のマスクを削るのと同じでひっかくという意味。
下地全面にクレヨンや水彩絵の具などで色をランダムに塗っておき、上から黒い(濃い色の)クレヨンで塗りつぶしたあと、楊枝などの細い棒上のもので引っ掻くと下地の色が現れるというもの。
下地がクレヨンの場合は、引っ掻く際に一緒に削れてしまうため、紙の繊維に入り込んだ薄い色だけが残り上品な感じに仕上がります。
最終的に描く道具が画材ではなくただの細い棒なので、絵が現れる感触も楽しい技法です。
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