このところ毎日のようにこの冬一番の寒さというニュースを聞いているような気がします。
寒くて外に出るのが億劫になる季節ですが、乾燥して空気が澄んでいるため景色がすっきり見え、星空や野鳥の観察にも適した季節です。
特にすっかり葉が落ちる冬の野鳥観察は、細い枝にとまっている野鳥が見付けやすく、寒ささえ我慢すればかなりの成果があるはずと、思い立って出かけてみたのですが、この日はあまり成果なし。
野鳥探しでは視野が高い木々に向いてそれなりに遠くに焦点を合わせて歩くので、あまり近場には意識がいかないのですが、あまり成果がなかったので低めの視野で近場に焦点を置いて歩いていたところ、普段目にしていなかった種子系に目が行きました。
足元にパラパラと落ちている球果。
球果とは松ぼっくりなどのようにウロコ状の重なりの中に種子を持つ裸子植物の実で、スギやマツの仲間に見られる実です。
若いうちはぎゅっと詰まった形態ですが、熟すとウロコが開いて中から種子が飛び出します。
直径約15mmのほぼ球形のヒノキの球果。
熟して行くに従って中心からウロコが外に向かって伸びながら縮んで隙間ができるという、とても構造的なデザイン。
こうして見るとなかなか良いデザインです。
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