国立新美術館で開催されていた「アンドレアス・グルスキー展」に行ってきました。
またまた会期終了ぎりぎりです。(東京展は会期終了:大阪展は2014.2/1-)
ドイツの現代写真家であるグルスキー氏の日本での初個展ですが、これまでも作品は数点紹介されたことはありました。
今回は1980年代の初期作品から最近の作品まで約65点が展示。そのほとんどが2mを超える大型プリントで隅々までの緻密な描写に圧倒されます。
グルスキー氏の写真の特徴の一つがデジタル加工技術。
デジタル加工というと様々な写真を合成して「そこ」にはない想像の画面が表現されているかのようなイメージを持ちますが、グルスキー氏の作品はレンズのゆがみの矯正や不要な被写体の消去に加えて、ひとつの被写体を多角的に捉えて再合成したものなどが主流。
撮影時に綿密な計画なければできない加工ばかり。
アナログ写真の暗室効果技法の延長線上の表現といった感じです。
とはいってもその技術がまたスゴイことになっているのですが。
デジタル加工をしなければ写らない真実がそこにはありました。
ぜひ見ておきたい写真なので見逃した方は大阪で。
国立国際美術館で2014年2月1日から開催されます。
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