2013年6月10日月曜日

ミネラル注入/その1

新宿で開催中の鉱物化石のイベント「東京国際ミネラルフェア」に行ってきました。

土曜日の午後という時間帯でしたので会場は超満員。
これでは展示台に近づけないのでは?という印象でしたが、会場の雰囲気に慣れるにつれ、それほど混み具合は気にならなくなりました。

こうした大規模のミネラルショーでの楽しみは2つ。
ひとつは自分の手の届く価格の鉱物や化石を見つけること。
そしてもうひとの楽しみは質の高い(値段も)ものを見ること。

カニ三葉虫の浮き彫りや初めて見る動物の化石希少鉱物の見事な結晶など。見ていて惚れ惚れします。
今回、一番面白かったのは小型のシャコ貝のような形の動物の化石。
2枚の貝の中に細かいスプリング状の骨格のようなものがあってとても面白い造形で、初めて見ました。
2度目に通りかかった時にちょうど詳しいお客さんが解説中。
ミドリシャミセンガイの祖先?蝶番に穴がある?
興味津々で聞いたので、キーワードで調べることができました。

二枚貝のようですが、軟体動物の仲間ではなく腕足動物門に属する海生生物で、古生代に最も繁栄したのだとか。ミドリシャミセンガイはその子孫で生きている化石とも呼ばれる動物だそうです。

今回出ていた動物化石はスピリフェリナ(Spiriferina pinguil)という種類のようでした。中のスプリング状のものは腕骨という骨で、化石の場合は殻をいったんはずして、腕骨を取り出し、綺麗にクリーニングしてからからの中に戻すのだそうです。

欲しかったのですが、ちょっとお高かったのでお預け。手元に現物がないので写真が載せられませんが、福島県立博物館のサイトに画像がありました。

1 件のコメント:

  1. 蟹のとか今にも動きそうですごかったですよね!私もそのスピリフェリナの化石なんじゃこりゃって思ってました!初めてみる化石とか見事な鉱石ってみていてとてもワクワクしてロマンですよね!

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