2013年5月20日月曜日

TOKYO1964のデザイン:03

東京オリンピック1964の素晴しいデザイン紹介その3です。

「記念メダル」

東京オリンピックの準備運営費は国と東京都の予算に加え、一般寄付にも頼っていたため記念アイテムが数多く作られました。
そのひとつが記念メダル。
金、銀、銅の3種類が作られました。
銀含有率92.5%で800円で販売され、そのうち寄付金は50円。金銀銅ともに販売予想を遥かに超え増産されたそうです。
縦長にデザインされたシンボルマークを円形の中に上手くリデザインしています。
このシンボルマークの表面。本来は赤い円を凸にするためベースを掘り下げてあるのですが、メダルの外周部分は縁取りをしないで曲面で掘り下げているため、全体が凹面鏡のようでとてもシャープなデザインになっています。
裏面は第2号ポスターのスタートダッシュがモチーフとなっています。
デザインはシンボルマークをデザインしたグラフィックデザイナーの亀倉雄策氏。


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