東京駅丸の内にオープンした複合商業施設「KITTE」。
旧東京中央郵便局の局舎を一部保存再生して新築部分を加えたビルです。
このビル内に開館した「インターメディアテク」は、東京大学総合研究博物館と日本郵便との産学協働プロジェクトのミュージアム。
明治10年の創学した東京大学は百三十年以上にわたって学術標本や研究資料などの「学術文化財」を所蔵していて、そのコレクションはこれまで本郷の本館と小石川の分館で展示されてきましたが、普段の活動範囲から遠いためなかなか頻繁には訪れられず、今回の丸の内に「インターメディアテク」が加わったことで気軽に見られます。
開館当初は混雑で入場規制をしていたようですが、さすがに2月ほど経ったので落ち着いてきた様子。
ゆったり館内を鑑賞できました。
館内の陳列方法は各所に収集物が入り交じったような状態で、19世紀以来の万物の収集からはじまった博物館のよう。どこから見ていいいかわからなくなるほど魅力的なモノたちばかりです。
フロアを上がると代表的なコレクションのひとつである「山階コレクション」を中心とした鳥類の剥製が、ガラス張りの収蔵庫の壁面にしつらえた棚に並んでいました。
収蔵庫には入れませんが、棚に囲まれた奥には大きな机に広げられた鳥類の剥製と学芸員の姿が見えました。一応並んでいる剥製も見せるためではないため(ガラス張りなのである程度見せることは意識しているのでしょうが)、いろんな方向を向いていてその無造作な感じがまた良いです。
この空間に住みたい。
現在は安全性を考え撮影禁止と言っていますので、いずれ撮影可となるのだろうと思います。
頻繁に通ってしまいそうですね。危険な施設ができてしまいました。
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