建築写真家の二川幸夫さんの訃報がありました。
享年80歳。国際的な評価高い建築雑誌GAの主宰という編集者の顔も持つ建築写真界の巨匠です。
現在、パナソニック汐留ミュージアムでは、二川氏が20歳前後に撮影し建築史家の伊藤ていじ氏の文章で出版した「日本の民家」を中心に構成された「二川幸夫・建築写真の原点 日本の民家一九五五年」と題した展覧会が開催されています。(3/24まで)
この写真展は二川氏の国内初の展覧会で会場構成は建築家の藤本壮介氏。
最新のデジタル出力でプリントされたモノクローム写真の力強さを間近に見たくなりました。
もう一つ見たいのが二川氏が撮影、編集に携わった「フランク・ロイド・ライト全集(全12巻)」。
初期から晩年までの800を超える作品全体を通史というかたちで編集し、図面や実地作品写真などが豊富で贅沢な作り。
ずいぶん前に図書館かどこかで開いたことがある程度なので、改めてじっくり眺めてみたくなりました。
ご冥福をお祈りいたします。
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