2012年8月30日木曜日

愛すべきカワウソ

環境省が国の特別天然記念物の「ニホンカワウソ」を「絶滅種」に指定したというニュースがありました。1979年以来目撃例がないということですから、事実上の絶滅はもっと前。

日本のレッドリストの絶滅種にこれまで指定された哺乳類は「ニホンオオカミ」、「エゾオオカミ」、「オキナワオオコウモリ」、「オガサワラアブラコウモリ」の4種類ですが、いずれも明治時代以前には絶滅していたとみられるもので、「ニホンカワウソ」のように昭和まで生息が確認されていた哺乳類が絶滅種に指定されるのは今回がはじめて。

今回のニホンカワウソは毛皮のための乱獲と生息環境の破壊という完全に人為的なものですが、こうした原因以外にも外来種による日本の動植物への驚異も見逃せない事実。数年、十数年の単位でまだまだ絶滅種は増え続けることでしょう。
何かが起きないと話題にもならない現状から、もっとみんなが関心を持つようになるにはまだまだ時間がかかるのでしょうか。

ニホンカワウソも西湖で生息が確認されたクニマスのように、どこかでひっそりと生息していて欲しいものです。

多摩動物園にはアジアのカワウソであるコツメカワウソが飼育されています。細長い胴体とコミカルな動作、カワイイ表情がたまりません。


3 件のコメント:

  1. 二、ニホンカワウソも絶滅種に。。。
    本当にどこかで生息していてほしいです。

    なんといいますか、、
    こういった現状を知ってもらうために
    卒制に生かしたいと思った自分は本当にこれで合ってるのでしょうか。。

    少しでも多くの人に知ってもらいたいと思う反面、ことの問題が大きすぎる気がして私のようなものが卒制としてちゃんと取り組めて行けるのか少し不安になってしまいました。。

    手前の顔をのせているカワウソ、可愛いですね。

    返信削除
  2. 大きい問題だからこそ身近なところから取り組むことが大事です。

    返信削除
  3. そうですね。有り難うございます。
    まずは学校のみんなや先生に、ということですかね。
    知ってもらうには。。。

    返信削除

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。