2012年3月1日木曜日

黒と銀のコントラストの魅力

先日、作曲家の知人が作曲家の仲間と開催した新作発表演奏会に行ってきました。

1年半ごとに新作発表演奏会を行っているのでこれまでも何度か聴きに行っているのですが、現代音楽というジャンルですからこれまでにはそれなりに難解な曲もあったりして若干緊張しながら客席にいましたが、結果は想像以上に受け入れやすい音楽でした。

さて、音楽については素人なので感想は置いておき、演奏会で見たとても美しい楽器「バス・クラリネット」について。

クラリネットは木管楽器の中では最も音域が広く、一般的なソプラノ・クラリネットでは4オクターブ弱の音域があるそうです。

そのソプラノ・クラリネットよりも低い音域の音を出すのがアルト・クラリネットで、アルト・クラリネットさらに低い音域の音を出すのがバス・クラリネット

バス・クラリネットはソプラノ・クラリネットのほぼ倍の長さを持つそうで、さらにバス・クラリネットの1.5倍の長さのコントラバス・クラリネットというのもあるそうです。

ソプラノ・クラリネットは管の形状がストレートでキイ(音を変える穴やレバーのパーツ)以外はグラナディラという木質で全て黒いのですが、アルト以上のクラリネットはベル(ラッパ部分)やネック(口にくわえるマウスピースと本体を繋ぐ部分)が曲がった銀色の金属製になっています。

同じような形状の楽器にサクソフォンがありますが、サクソフォンは少し重たい印象を与える形状な上、材質もすべて一種類の金属製なのに対し、バス・クラリネットはボディの細さや色のコントラストがとても繊細でバランスも良く、全体にシャープな印象を与える美しいデザインです。
バス・クラリネット(FREE素材より)

他の管楽器でもアルトやテナー、バス、コントラバスなどの音域によるバリエーションを持つ楽器が多く、横に持って演奏するフルートにもアルト、バス、コントラバス、ダブルコントラバスとあるそうです。
いったいどうやって演奏するのか興味ありますね。

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