初台のNTTインターコミュニケーションセンターICCギャラリーAで開催中の「三上晴子 欲望のコード」展を見て来ました。(12/18まで)
ICCの企画展示はメディアアートに中でも特に工学系の技術を駆使したものが多く、その企画以上に装置の規模に驚かされます。
大きな壁面の全面に光るLEDは、センサーと小型カメラが搭載されたロボットアームで、壁面の前を移動する人を感知してLEDが一斉に人の方へLEDを向け監視しています。
さらに展示室の中央の天井からはカメラとプロジェクターを搭載した6基のロボットアームが吊るされ、移動する人を監視しながら撮影します。
撮影された映像は他の場所で撮影された映像のデータベースとミックスされながら別の壁面の大きな複眼状のスクリーンに投影されています。
移動に合わせて動くロボットアームは生きている生物の群を目の前にしているような感覚で、はじめのうちは自分の方を向いて動くことに装置としての興味を感じるのですが、壁面のスクリーンを見ていると、カメラによる監視以降の常に増え続ける映像のデータベースを情報処理し選択し映している巨大な「意思をもった生物」のようにも感じられ、コミュニケーションの未来的なカタチを予測させるものでした。
ICCでは他に「OPEN SPACE 2011」も開催中で、国内外のアーティストによるメディアアートが無料公開中で、こちらも面白い作品がありました。(3/18まで)
中でも「フォトトロピック・ドローイング・デヴァイス」という作品は、光の一番強い所を探して自分で移動するソーラーパネル付きの装置で、光合成する昆虫のようでなかなかカワイイやつでした。
科学と関連しているデザインは
返信削除美しいですよね。
TDWの時脳科学者の茂木さんが
ゲストで来ていたように
デザインと科学は密接な関係にあるんですね。
デザイン学校でも少しでいいから
科学的な勉強もできると良いですよね
しかし脳科学は面白いです。