八丈島のダイビングポイントのうち、水深が浅く砂地と岩が混ざったような地形では、岩のすき間のいたるところに結構な量のウニがいました。
ウニが生息しているのですから当然、ウニの殻もあるはず。
のんびりダイビングだったこともあり、ちょくちょく目にすることができましたので、採集して持ち帰りました。
標本として残すためにまずは塩抜き。
水の中に沈めて時々水を変えます。
歯ブラシなどでこする場合もあるようですが、それほど付着物があるわけでもないので、そのままにしました。
塩抜きの後は漂白剤に浸けます。
こうすることで、プランクトンの死骸などが溶け、後々いやな臭いがするのを防止できます。浸け過ぎ注意。殻がもっともろくなります。
漂白剤に浸けられているウニ殻
その後は水洗いして乾燥。
またコレクションが増えました。
今回採集できたのはおそらく2種。
草色のバフンウニと紫がかったグレーのムラサキウニ。
バフンウニは緑の濃淡の縞模様がキレイです。
大きい方のムラサキウニは痛みもあるようなので、どうしようかと模索中。
日本の全土に生息するこの2種ですが、図鑑のバフンウニと比べると色がものすごく濃い。
それでも扁平な形態や色合いからバフンウニで間違いないと思うのですけれど。
左はムラサキウニ
右は扁平な形が特徴的なバフンウニ
とってもお気軽な採集ですがウニ好きとしてはたまらない拾い物でした。
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