ディレクターの三宅一生氏のデザインと東北の工房との関わりを通して、伝統的な手仕事の技から発展した現在の技術を紹介する展覧会で、商品からは感じられない伝統工芸の素晴らしさに気付かせてくれる貴重な展覧会となっていました。
日本各地でその土地ならではの伝統工芸に出会う機会は数多くありますが、現在との接点に気付かせてくれる機会というのはなかなかないものです。
今回の展覧会は6日間だけの短い開催で、しかも入場無料でしたが、こうした企画こそ「21_21 DESIGN SIGHT らしい企画」ではないかと思いました。
会場に展示されていた中には駒場の「日本民藝館」の所蔵品も多く出品されていましたが、日本民藝館では民藝運動の中心的存在である「芹沢銈介と柳悦孝-染と織のしごと-」が9/4まで開催されていますので、久しぶりに足を運んでみたくなりました。
芹沢銈介は以前のブログで「鈴廣」の紙袋のデザイン画について紹介しています。
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