昨日は被写体を大きく撮影することをテーマに、望遠レンズと広角レンズでの画角の違いによる画像の歪みや背景の物の写り込みについて室内での小物で実例写真を掲載して説明しました。
そのあと天気が良くなって来たので外で花の実例写真を撮りました。
さらに画角、歪みに加え、ボケ味についても理解しやすいと思います。
左が広角マクロ、右が望遠マクロ。
左の広角マクロでは背景の描写が細かくなるのでうるさい画面になっていますが、望遠マクロでは広角に比べて背景描写がシンプルでボケが強いためより花が引き立ちます。
花自体も左では広がってしまってペタッとして見え、せっかくの釣り鐘型の花のキレイさが半減しています。
左の広角マクロでは背景の細かい樹木の葉がうるさい感じですが、右の望遠マクロでは葉の間から見える空の光が柔らかく描写されている上、背景を空ではなく逆光の樹々にできたことで、花の白さが引き立ちました。
また、逆光撮影のため、広角マクロでは太陽の光が入り込んでフレアが出てしまっています。
花の撮影でなくても様々な撮影に応用できますが、実際にカメラを手にして撮影経験しないとなかなか理解しづらいことです。
まずは自分で何をどう撮りたいかをイメージして、いろいろ撮影してみることが大切ですね。
デザイン学校ではまもなく通常授業が終わり夏期特別授業がはじまります。
作品の撮影を中心とした実習もあるので確認しながら理解していきましょう。
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