先日の旅行で里山を訪れた際、田んぼの畦道に群生する曼珠沙華に見とれました。
真っ赤な花はどこか妖艶で、その姿から不吉なイメージを持たれているのかと思っていましたが、実際はアルカロイドという毒性があるために「毒花」として不吉なイメージがつきまとっているようです。
その毒性から、田んぼに来る野ネズミやモグラを避ける意味があって、畦道に好んで植えられるそうです。
曼珠沙華のような植えること自体で他の動物を避けるような使い方から、毒物を抽出して薬品に利用する方法など、多くの植物の毒を人は様々に利用してきました。
植物に限らず、こうした自然からの力に助けられている人間の生活ですが、その意味を知った上で利用方法をしっかり考えて行きたいと思います。
2010年は国際連合が定めた「国際生物多様性年」で、今日から名古屋でCOP10が開催されています。
自然の破壊や、生き物との共存を「生物多様性」という認識から考え、生活に結びついた共存をしっかり訴え仕組みを作って欲しいと思っています。
国際生物多様性年×COP10の公式サイト
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。