東京都庭園美術館で開催中の「こどもとファッション 小さい人たちへの眼差し」を見てきました。(〜8/31まで)
18世紀から20世紀初頭にかけての西洋のこども服と明治以降の日本の洋装こども服をメインに、博物図、絵本や写真などでこども服の変遷をたどった展覧会。
副題にあるようにこどもの服は大人からの視点で作られ選ばれたもので、洋服を通して、その時代に大人がこども達にどのような眼差しを向けていたかということが見て取れるものになっています。
同時代の成人服との比較などもあり、互いの影響などが感じられるのもユニーク。
展示されているほとんどの洋服はマネキンやトルソーに着せて展示してあるので、立体的に周囲まで見ることができ、写真ではわからない細工や素材感、ボリューム感が見られるのが魅力ですね。
今回の展覧会は旧朝香宮邸である本館と増築された新館の両スペースでの展示という贅沢な使い方。
特に本館のインテリアとはマッチした内容で、新館の無機質な展示室にはない空気感が感じられるのもこの美術館ならではです。
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