川崎駅から北に1kmの距離にあった東京製綱川崎工場の跡地に建設されたのが1972年。
全15棟、戸数約3,600という超巨大マンモス団地で、建築家の大谷幸夫氏の設計。
大谷氏は国立京都国際会館で有名ですが、なんとEXPO’70の住友童話館の設計も手がけています。
国立京都国際会館は斜めに傾斜した壁面や柱の複雑な造形の空間構成が力強く、住友童話館では、空飛ぶ円盤のようなドームが空中に浮かんだユニークな建物。
EXPO'70公式記録写真集より |
そして河原町団地は日照を意識したといわれる逆Y字に広がった低層部が特徴的。
この部分、内部は吹き抜けの広場になっていて、宇宙基地のようでカッコイイです。
そういえば、旧川崎銀行千葉支店(矢部又吉設計)の建物を覆う形で設計された千葉市美術館も大谷氏でした。
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