デザイン学校は 先週からほぼ夏休み。
学生さんにとっては、まだまだ講習会や特別講義やら継続した制作やプロジェクトもあって、なかなか「休み」ではないかもしれませんが、通常授業のないこの時期だからできることに取り組んでほしいですね。
デザインの学習で必須な色彩。
理論的な学習である反面、視覚的に体験しなければ理解しづらい部分も多くあります。
色を混ぜる混色も比較的馴染みのある絵の具による「減法混色(減算混合)」だけでなく、光による「加法混色(加算混合)」や瞬時に複数の色が変化することで混色される「継時法混色」、小さな柄模様を遠くから見ることで混色されたように見える「併置加法混色」など様々。
授業では簡単な手作り教材で「継時法混色」を視覚体験。
赤、青、黄色に分割彩色された円盤に軸をつけてコマを作り、回すことで継時法混色が視覚体験できます。
このコマで継時加法混色を視覚体験するという発想で、モダンデザイン教育を行ったバウハウスで1924年に講師をしていたルートヴィヒ・ヒルシュフェルト=マック(Ludwig Hirschfeld-Mack)氏が製作した木製コマが、1977年よりNaef社より「バウハウス・カラーコマ(naef Bauhaus Optischer Farbmischer)」として復刻されています。
このカラーカードは「ゲーテの色彩論に基づく色の構成」「レンブラントの光と影の配分」「ショーペンハウアーの芸術論に基づく色の構成」などに基づいた配色が施されています。
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