2015年1月23日金曜日

不可思議に納得。

国立近代美術館で開催されている「高松次郎ミステリーズ」を見にいってきました。(3/1まで)


現代美術家の高松次郎氏の大回顧展。

読売アンデパンダン展への出品記事や赤瀬川原平氏、中西夏之氏との前衛芸術グループ「ハイレッド・センター」の活動などの活動では見聞きすることが多かったのですが、高松氏個人の作品をまとめて見るのは初めてでしたので、その作品表現の移り変わりやコンセプトなどに触れることのできた展覧会。
昨年の赤瀬川氏の回顧展に続き、日本の現代美術の草創期の作品が再注目されています。

この展覧会。
代表シリーズとも言える「影」を描いた作品から企画され、その制作原理の体験を目的とした「影ラボ」。
来場者が自由に体験し撮影できるスペースとして企画されたようです。
最近は展覧会場で撮影可能なスペースが増えてきましたね。

アートや美術館を身近に感じるためには良いことなのかもしれません。

近代美術館が所蔵する「大理石の単体」や「木の単体」など直方体の塊をくりぬきその砕いた石片や木片を再びくりぬかれた穴に戻した作品のシリーズは、小作品なのでしょうがとても凝縮された強さを持った作品に感じました。

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