2014年12月20日土曜日

数の説得力。

世界的なデザインの祭典であるミラノサローネに今年はじめて出展し、“Milano Design Award 2014”で2部門の賞を受賞したシチズンのインスタレーション"LIGHT is TIME"が、青山のスパイラルで開催されていると知ってあわてて会期終了日に駆け込んだのが11/28。



時計の多くの部品を支える地板65,000個を使ったインスタレーションで、星が降るような空間は圧巻でしたが、これは会場で見ないと良さがわからないので「今更紹介しても。」と思っていたのですが、YouTubeに「"LIGHT is TIME"ができるまで (施工時間:72時間)」という映像が上がっているのを知ったのでご紹介。


このインスタレーションは金色に輝く時計の地板が、天井から床までにテンションされたワイヤーにたくさん固定されていて、そのワイヤーがものすごい数で「数、数、数・・・」という、「アイデアや技術がスゴい!」というタイプとは正反対のインスタレーション。

数があるとこんなに説得力があるのだな。という見本のような作品です。

施工の映像を見ても、とても多くの人がきちんと巻かれたワイヤーをテンションしていく様子が見られ、美しい空間を創りだすことの大変さが伝わってきます。

それにしても施工時間72時間。これを実現したことがすばらしい。


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