野鳥を求めて山の方へ向ったGW。
まだ新芽が出始めたばかりの落葉樹には球体がいくつもついています。
球体の正体はヤドリギ。
夏場には宿主の葉の中にすっかり隠れてしまいますが、冬から初夏まではユニークな姿を見せてくれます。
黄色い実のなったものをクリスマスリースとして用いるので、園芸市場に出回るのは冬ですから、これまで花は見た事がありませんでした。
実と同じ黄色い花。
ヤドリギは雌雄異株だそうで、花とわかる形状をしているのは雄花。雄花には蜜がなく花粉が、2mmほどの小さく目立たない雌花には蜜があるそうです。
低い場所にあった一株を採取して持ち帰りました。
2枚の葉の間には2輪の花が確認できるのでこれは雄花。
びっしりと花粉がついています。
枝分かれする茎と先端で2方向に広がる葉、葉の間に咲く黄色くて小さな花のすべてが規則正しくて不思議なデザインの植物です。
球体を形作るとランプシェードのようで、中に電球を灯したくなります。
もしかするとヤドリギモチーフのランプシェードってあるのかもしれません。
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