休日のJR中央線国立駅の西側でカメラを持った人だかりに出会いました。
当然何か珍しい車輛を狙っているいわゆる「撮り鉄」の方達。
「どんな車輛が来るのだろう?」と思っていると、「むさしの号」が到着。
通常は西国分寺駅で中央線快速から武蔵野線へ乗り換えが必要な2路線を、貨物線の線路を使って直通する特別な列車です。
車輛は205系。
武蔵野線ではまだ現役の車輛ですが、中央線快速は233系なのでかなり珍しい光景です。
205系は1985年に登場したJR中央線快速では初めてのステンレス車体。
当時は全体がオレンジの角張った車体からの変更で、味気なく好きではないと思ったものですが、もっと丸みを帯びた現在の233系に慣れてしまうと、この205系がカワイく見えてしまうので不思議です。
JR東日本の路線ではサインシステムなどに用いる案内色と車体に表示する車体色が設定されていますが、この武蔵野号は武蔵野線のバーミリオンオレンジ+茶。
中央線快速がバーミリオンオレンジのみなので、余所者が走っている感じもレアです。
そしてこのバーミリオンオレンジは、国鉄時代に設定された色で「朱色1号」という名称がついていて、当初の色とは変更されているようですが、名称は引き継がれたまま細かく管理されています。
参考:
マンセル値0.5YR 5.3/8.8
RGB (193, 101, 67)
C24% M60% Y74%
16進表記 #C16543
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