春になると出掛けることが多くなり、街中でアンティークに出会う機会も多くなります。
アンティークといっても和洋様々なジャンルがあるわけで、その魅力も千差万別なのですが、紙モノにとても近いジャンルに文房具があるのではないかと思うのです。
文房具というのはアンティークに限らず雑誌の特集記事にもなるくらい市民権を得ているコレクションアイテムですが、いまひとつ現代文具にあまり興味が沸かないのは、どうやらグラフィック的なデザインの要素が欠如しているのではないかと最近気付きました。
古い文房具の代表である鉛筆やノート、画鋲やクリップ等の小物文具はみんな紙やブリキの箱に入っていて、そのパッケージのグラフィックデザインがとてもステキだったのですが、鉛筆がシャープペンシルになり、紙やブリキの箱は透明なプラスチックになっていき、商品の機能やバリエーションが増えていったことで、まとめたり着飾る必要がなくなってきたのか、パッケージの意味自体が変化したのでしょう。
そんな変化の中、古い在庫や復刻ものを扱う古文房具店に行ってみました。
小学生の頃に使っていた懐かしいデザインの鉛筆やクレヨンなどに混じって、海外の高級な鉛筆などもあり宝の山。
本気で手を出してはいけない危険な香りが充満している空間で、デッドストックの包装紙を見つけました。
有名百貨店の有名な包装紙のコピー商品だそうで、他にもばらの包みなど昔はこういうものが結構あったそうです。
>>有名なオリジナルについてのブログ
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