銀座のギャラリーではないのですが、伊藤忠ファッションシステムの川島蓉子氏のプロジェクト「川島屋未来百貨店」が三越銀座店で開催中とのネット情報を得たので立ち寄りました。
川島蓉子氏はマーケティングマネージャーとしての経験からの著書も多く、かなり勉強させてもらったのでちょっと気になるプロジェクト。
未来百貨店とあるように売り場の一区画を空想百貨店として企画。
平たく言ってしまえば川島蓉子セレクトのブランドショップが一定期間三越内に出展するというもの。
どういう視点でセレクトされたのかということと、百貨店というカタチで販売スペースをどう作り上げたことに興味があって立ち寄ったのですが、ネット情報を鵜呑みにしすぎたのかセレクトが良いだけに売り場はちょっと残念な感じ。
コンセプトがあってはじめて成り立つもののはずなのですが、いたって普通の売り場に感じてしまいました。
ロゴとテーマカラーで主張しようとしてはいるものの、周囲の売り場の商品の多さに埋もれてしまい、コーナーが良くわからない上、セレクトの意図が伝わるツールが小さいので誰も気付かないのがとても残念。
目玉であるはずの白いテーブルへの映像投影も構造が貧弱で画像が常に揺れていて見づらく見続けるのが辛い感じでした。
しっかりしたコンセプトをもった企画なだけに残念に思うと同時に、百貨店内におけるVMD(Visual Merchandising)の難しさを感じたプロジェクトでした。
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