2013年4月17日水曜日

デザインと素材


竹尾見本帖本店で開催されていた「造る箱」展の最終日に滑り込みで行ってきました。(会期終了)

パッケージ制作用に新しく開発された気包紙の発売を記念した展覧会で、5組のデザイン関係グループによる気包紙を用いたパッケージ作品の展示で、折りの複雑さやカット模様が多彩で、中には展開したものなどもあり楽しいものでした。

この気包紙は、しっかりした厚みと折った時の割れが極力少ない紙で、印刷の乗りを良くした塗工紙も用意されているので様々なパッケージで使われそうな紙です。

一般的に印刷に適したパルプは繊維の短い広葉樹を用いて表面を滑らかにしているそうですが、強度を上げるために繊維が太く長い針葉樹を多く混ぜ込むことで割れにも強い紙質を実現したということです。

新しい紙の発売記念ということで、もう少し実験的なものがあっても良かったのかなという印象も受けましたが、素材の特徴とデザイン展開例がわかりやすい展覧会でした。

この展覧会も会期終了日に知って急遽訪れましたが、このところ情報収集と整理がどうも上手くありません。
新年度が始まりデザイン学校の学生さん達にもいろいろ見てもらいたいので、もう少し早めの告知が必要と反省です。

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