2012年9月14日金曜日

大変は実は楽しい。


デザイン系高校のデッサンの授業では先週から室内空間のデッサンをしています。
高校内のロビー空間はガラスブロックの壁面のある吹き抜けで、アーチ円柱もあって描きどころ満載。
更に壁面が曲面だったりするので難しい部分も多いのですが、それが魅力でもあります。

デッサンに取り組んでいるのはインテリアの学習をしている生徒達なので、図面的な学習は充分してきているのですが、実際の空間を目の前にしたデッサンでは、視覚的情報に惑わされてだいぶ苦労した様子でした。
目に見える形態だけでなく基準となる水平垂直を構図の中に見つけ、そこから視線を展開できるようなシステマティックな見方が必要な反面、初めにここから描きたいと思った印象を心に留め、肩の力を抜いてゆったりと空間を描こうとする意識も大切。

結局デッサンの学習は描き方という技巧ではなく観察の仕方を学ぶのだということなのでしょうね。

課題とか受験とかそういった足枷がなくなるとデッサンは味が出てきますが、高校生にはきっとまだわからないですね。
まずは「ああでもない」「こうでもない」という過程を少しでも楽しんで描きましょう。

2 件のコメント:


  1. 私は高校生という時間がもう少しほしいです。

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  2. 3年しかないから良いんです。きっと。

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