じっくり煮込んだ野菜のスープなんかをいただいてみると、野菜が本来持っている
旨味の凄さというか可能性に驚かされることがありますが、そこまでの旨味をふだんなかなか感じていないというのは、野菜というのが想像以上に水分を含んでいて、つまりは野菜の旨味が水で薄められているってことなんですよね。
煮込むと旨味はほとんどスープの方に出てしまうので、他の野菜の旨味と合わさってより深い味になるのですが、本来の野菜自体がくたくたで旨味も何も無くなってしまうのでなんかモッタイナイ気がしてしまう事があります。
野菜本来の旨味を野菜本体とともに味わうなら、やはり「じっくり焼き」がおすすめ。
野菜が自分の持っている水分を使って煮たようにやわらかく調理され、ほどよく抜けた水分が旨味を凝縮してくれます。
煮込みほど放っておけないのが難点ではありますが、とても美味です。
<大根のべっこう焼き>
塩をした大根をごま油で両面をひたすらじっくり焼きます。
早く作ろうとして薄切りにしてはだめ。厚切りでいじめるように焼き締めます。
好みで仕上げに醤油をほんの少し垂らします。
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