2012年1月3日火曜日

遊べるカメラ

カメラがまだフィルム全盛期の頃というのは、「欲しい」と思うカメラがたくさんあって、特に古い時代のカメラは金属の質感とかディテールのデザインなんかがとても素敵で、ついつい中古カメラ屋さんをのぞいて、いつのまにかカメラが増えたものですが、日常的にデジタルカメラを持ち歩くようになってフィルムカメラを使うことが減ってくると、カメラが増える速度も激減しました。

もちろん、デジタルカメラは日々進化していて、機能も充実し解像度も高くなり性能が良くなっているわけですが、デジタルカメラ自体にモノとしての「欲しい」と思う魅力が少なくなってしまって、機能を見たしていれば事足りるという、ちょっと悲しい状況になっているのですね。

これには、フィルムカメラのデザインが光学的機械的要素に起因することが強かったのに対して、デジタルカメラはブラックボックス化して、なかなかデザインに生かせないことに理由があるのではないかと思っているのですが、そうなると持って楽しいとか、写す行為が楽しいというということを追求していくことが、デジタルカメラの魅力を引き出すことになり、最近はやりのカメラ女子に響くような、ある意味ファッション的なモノが求められているのだと勝手に解釈しています。

デジタルカメラのもうひとつの魅力は、フィルムというサイズの制限がなく必要な部品がとても小さいため、携帯電話に組み込んだりするほどコンパクトで設計もかなり自由だということ。
最近「トイカメラ」にもデジタルが随分増えてきたのは、小ささとこの自由度がトイカメラというジャンルに上手くマッチしたのだと思います。

実は最近ちょっとオモシロくてデザインも良いトイカメラをいただきました。

clap」というカメラ。
ファインダーも液晶モニターもないので背面がスッキリしています。
とても軽くて小さくて、本体にそのままUSBのプラグが付いているので、PCにデータを移す際に接続コードやカードリーダーがいらず、USBメモリーにもなります。
カラーバリエーションも豊富でプラスチックの感じが結構いいです。

必ず持ち歩く携帯電話にもカメラは着いていますから、気軽に持ち歩く用のカメラが必要なわけではありませんが、持っていて撮影することが楽しくなるような予感のするカメラというのがいいですね。

ファインダーも液晶モニターもないので、どんな写真が撮れているのかが撮影中に分からないのが逆に面白いカメラです。

1 件のコメント:

  1. 知ってますこのカメラ!
    小さくて可愛らしいですね
    このカメラで写真撮ったらぜひ
    ブログに載せて下さい!

    私も前にこのくらいの大きさのを
    買おうとしたことがありますが、
    きちんと何かに入れておいたりしないと
    私の場合なくしそうだったのでその時は
    止めました(苦笑)

    USBなのが楽でいいですね。

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