詩人であり劇作家でもある寺山修司氏とイラストレーターの宇野亜喜良氏の仕事を紹介するこの展覧会は、寺山修司氏が戯曲を提供した演劇のポスターをはじめ、舞台美術などのプランのスケッチ、著書の装幀および原画などが展示されています。
50-60年代のサイケやモダンデザインを感じさせつつも現代風にアレンジされた作品は今でも新鮮に感じられましたが、やはり当時の演劇の世界観というか空気を感じるポスターには、その時代に輝いていたであろうことが色褪せた原画からも感じられるオーラがあります。
同世代のイラストレーターでありグラフィックデザイナーの横尾忠則氏と並び、現在も独特のスタイルで活動し続ける奇才イラストレーターである宇野亜喜良氏ですが、小説の挿画などの幻想絵画も多く描いているせいでしょうか、女性ファンが多いような印象をうける会場の雰囲気でした。
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