渋谷のたばこと塩の博物館で開催中の「特別展 森永のお菓子箱 エンゼルからの贈り物」展に行って来ました。
たばこと塩の博物館はその名のとおり元日本専売公社がたばこと塩の資料収集と展示を目的に開館し、現在は日本たばこ産業(JT)が運営する博物館です。
常設であるたばこと塩の展示もとても楽しいのですが、意外に内容が濃いので、全て見るには結構時間がかかります。
今回は、仕事の合間であまり時間もなかったので、以前見ている常設展は見ずに特別展のみ観賞。
ちょっともったいないですが、入場料100円なのでまたの機会にゆっくり見たいと思います。
さて、森永製菓の展示ですが、創業が1899年(明治32年)。
明治の名称の明治製菓でも大正5年ですから驚きです。
その森永製菓が保管している製品広告やパッケージなど貴重な資料が展示されていますが、中でも注目は、昭和6年のキャンペーン「飛行機セール」のSPツール。
森永号と名付けられた飛行機で日本全国の主要都市を訪問しながら、ビラやキャラメル引換券、宣伝用パラシュートなどを投下し、さらに「森永ミルクキャラメル30銭分お買い上げごとに紙製飛行機模型一組進呈」という豪華なもの。
模型も大きく本格的なもので、この時代にこんな大々的なキャンペーンが行われていたことを初めて知りました。
会場で上映されているCMも必見。上映数が少なかったのが残念でしたね。
特別展は4階の1フロアのみで開催することが多いのですが、今回は1階の小スペースでも現在の商品パッケージとCM、歴代広告などが見られる映像展示がありました。
「ANGEL HISTORY WALL」と名付けられこの歴代広告が見られる映像システムはXBOXのKinectを使い鑑賞者がスクリーン投影されたコンテンツを操作できるようになっています。
まだ実験中でぎこちないですが、「Kinect=ゲーム」という認識だったので、こういった使い方は全く想像しておらず、これからの展示システムに可能性を感じたました。
展示品だけでなく展示方法やシステムなど、デザインを学習している学生さんにもぜひ体感してほしい展覧会です。
特別展 森永のお菓子箱 エンゼルからの贈り物
たばこと塩の博物館
開催中〜2012年1月9日まで
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