2011年10月14日金曜日

アール・デコの館/その2

デザイン学校では、前期に近代デザイン史の「アール・デコ」の項で「旧朝香宮邸(東京都庭園美術館)」を紹介しましたが、なかなか詳細までには触れられませんでした。

今回「アール・デコの館」展では、普段公開していないような細部まで見られますし、何よりも全館撮影可能なのが嬉しいです。

せっかくの機会ですからカメラを持って出かけて欲しいのですが、ストロボは禁止ですから、若干注意が必要。

館内に入ったらまずストロボは「発光禁止モード」にセット。
暗い部屋も多いので、ISO感度は高めに。
800〜1600くらいにできれば、手振れも軽減できますが、高感度設定では画像の荒れが出て来ますので、あらかじめ感度ごとの荒れ具合を知っておくといいですね。

意外と忘れやすいのがオートフォーカス補助光
暗い場所や夜間で撮影する時にオートフォーカスを合わせやすくするために発光する白、赤、緑などの照明ですが、この補助光を光らせないようにセットすることも必須です。
日常的には切ることのない機能ですから事前に操作方法のチェックが安心です。

大客室の扉のエッチングガラスや、暖炉のカバーなど、多くの幾何学模様がありますが、暖炉の大理石にはめられた幾何学模様の金物飾りのデザインもいいですね。


2階の妃殿下居間の窓の外には、1階大食堂の屋根部分がテラスに。何気ないタイルの模様ですが緑色がいいアクセントになっています。
2階北の間の立ち上がり部分のテラコッタのスクラッチタイル。随所に緑色がポイントになっています。


2階から3階への踊り場の窓は採光の良い大窓ですが、黒の鉄枠と2種類のガラスがシンプルな矩形のリズムを作っています。


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