2011年9月4日日曜日

賛否両論ですが


9/2の新聞全国紙の朝刊に掲載された宝島社の企業広告が反響を呼んでいます。

広告はGHQ総司令官のダグラス・マッカーサー元帥が1945年8月30日に厚木飛行場に降り立つ写真に「いい国つくろう、何度でも。」のキャッチコピー。

Twitterでは、手離しで面白がる人、一度面白いと言ったものの後で誤る人、不快感をぶつける人、マッカーサーだとわからないでただ面白がる人など様々ですが、戦争や戦後の混乱期を間近に体験した世代の人々は嫌悪感を感じているのだと思います。

私自身は戦争も戦後の混乱期も知らない世代ですが、この写真の歴史的な事実を現在このようなかたちで(面白がって)使う事によって、嫌悪感を感じる人がいると、企業側は当然ながら想定している確信犯だというところが疑問でなりません。

昨年は朝日広告賞(準朝日広告賞)、読売広告大賞(銀賞)、広告電通賞(新聞広告電通賞)などを受賞し、これまでも広告賞の受賞の多い宝島社の企業広告ですが、今年の広告について業界関係者はどう判断するでしょうか。

皆さんはどうのように感じますか。
デザイン学校では例年、読売広告大賞に応募する作品制作を実施していますが、制作の立場として広告が社会に与える影響をもう一度しっかり考えて欲しいと思いました。

宝島社のサイトでは歴代の企業広告広告意図と共に掲載されています。


1 件のコメント:

  1. ご存じだとと思いますが

    アメリカの円柱柱に貼る広告で
    確かイラク戦争の反発を訴える内容のもので
    円柱に貼ると兵士の持つ銃の銃口が
    その兵士に向うもので
    意味は自分にも返ってくるよ
    という感じでしたが、軍につぎ込みすぎて
    国家の金が暴落~なんちゃらのあとに
    できた広告でそれでなのか
    賛否両論が激しかったらしいです。

    私はその広告より
    地雷ステッカーの広告はすごいなと
    おもいました、どこの国か忘れましたが
    歩道に粘着性のあるステッカーがあって
    それを踏んで靴を見るとステッカーの裏に
    地雷の写真が印刷されているのは
    いい広告だなあと思いました。

    それらを含めて広告の影響とは
    と考えさせられました。
    何事も良く考えてからですかね。

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