2011年5月9日月曜日

植物菌類編

GWの最終日は見事に晴れ渡り初夏のような陽気でした。

武蔵野の面影を残す国立の一橋大学のキャンバスは市民に開放されているため、散歩気分で自然観察をしてきました。

ついこの間まで桜で賑わっていたあたりで、まず目につくのが黄緑の若芽と淡いピンクで賑やかなカエデ

桜の花びらが散ったときのような形をしているカエデの花はほとんど見た記憶がありませんが、花が散って実が成長するとその種子は独特な形と色で林を賑やかにします。

カエデの種子は自力で生息域を広げるために、風にのって種子を飛ばす翼果の仲間で、種子が木から落下する時に回転することで滞空時間が長くなり遠くへ運ばれますが、翼果の植物でも種子の形態は様々。

カエデは2つの翼を持っていて重心が片側に偏っているため、落下時に独特の回転が起き、他の翼果に比べ滞空時間が長くなっているそうです。
空気力学的な効率は飛行機やヘリコプター以上とも言われています。

黄緑と淡いピンクのコントラストがとてもキレイですね。




















明るく日が当たる熊笹の群生から林へ入る薄暗がりの足下にはヘビイチゴが咲いていました。

食用に栽培されているイチゴの原種は白い花をつけますが、コチラは黄色。

毒イチゴとも呼ばれますが無毒です。
ただし食べても美味しくないそうですが。













ブナ林の中に入ると足下にはキノコが生えていました。

キノコは秋のイメージが強いですが、種類毎にほぼ年間を通して生えるらしいです。

図鑑がないので何キノコかわかりませんが、落葉の地面から生えているシメジタイプやエノキタイプ、朽ち木の幹から扇を広げるキクラゲタイプなど種類は豊富でした。














キノコを見つけると食べられなくても嬉しいものです。

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