2011年2月4日金曜日

美しい本-その1

1月に印刷博物館P&Pギャラリーにて開催されていた「世界のブックデザイン2009-10」でチェックし注文した本がやっと届きました。

amazonで3冊注文してまとめて納品にしていたのですが、なぜか別々です。
梱包がちょっともったいないですね。

それでも買ったものは早くみたいのでありがたいのですが。

まず届いたのは日本の本です。
今回の展覧会の前から知っていた本で、見つけた時は荷物になるので「また今度」と思っていたまま忘れてました。

TOTO出版の「Studies in Organic Kengo Kuma & Associates―スタディーズ・イン・オーガニック」。

糸でかがってありますが、上製本ではないので背表紙は「かがり糸」が見えます。
普通は裏の顔なので「背表紙」を付けて隠しますが、あえて見せる心遣いが良い。しかもカバーが本体より短いので上部に背が見えるところも気が利いてます。
本の開きがいいのもポイント。

カバーはラインの上下で広げられ、図面の印刷エンボスの組合わせが本の内容の世界観とばっちりマッチしています。

カバー背と表紙タイトルはグロスインクが盛られているのですが、このインク、感熱インクで触っていると色が薄くなります。放っておくとすぐもとに戻りますが。この効果どのくらい保つのでしょうかね。



















造本部分だけでなくレイアウトデザインも感心するデザイン要素が盛り沢山です。
こんなに凝っていてなんでこんなに安いのか?疑問です。

ぜひ手に取ってみて下さい。

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