「世界のブックデザイン2009-10」に行ってきました。~1/23(日)までなので、すべり込みです。
(印刷博物館P&Pギャラリーにて)
http://www.printing-museum.org/exhibition/pp/101023/index.html
この展覧会は毎回「世界で最も美しい本コンクール」の受賞本が手に取って見られます。
キレイな本はそれ自体が芸術品ですが、惜しげもなく触ってみせてくれるこの展覧会は貴重。
今回の受賞本は造本以上にレイアウトの評価が高い印象を受けました。
とても手堅い感じです。
国ごとのブックデザインコンクール受賞本ではフランス、ドイツが良かった。
特にフランスで出版されたポップアップ本「Popville」は、中央に建った教会を中心に街が広がっていく内容で、仕掛けが本であることを最大限に活かした作りは昨今流行りのゴテゴテしたポップアップ本とは育ちが違う感じ。
ぜひ実物を見て欲しい1冊です。
ISBNをメモってきたので早速Amazonで注文してしまいました。
例年、日本の本はぱっとしなかったのですが、「造本装幀コンクール2009 芸術書部門 文部科学大臣賞」の「瀧口修造1958 旅する眼差し」はとてもいいです。
瀧口修造氏のメモ帳を再現したものも、手のひらに入るサイズのメモ帳でありながら贅沢な作りで、デザイナーが楽しんで作っている様子が伺えました。
こちらもAmazonで在庫ありですが、52,500円。誰か買ってくれないかな。
グラフィックデザイナーの駒形克己氏の「Little tree」もシャレた作りですが、もう手に入らないみたい。
ブックデザインの展覧会はとても充実の内容ですが、手に入れたい&手に入らないの葛藤が大変です。
世界のブックデザイン 2009-10のフライヤー
裏面にはフランスで出版されたポップアップ本「Popville」も紹介されていました。
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