今日1月13日は「ピース記念日」です。
1946年に当時の高級たばことして「Peace(ピース)」が発売されたことを記念した日だそうです。
近年「嫌煙志向」が高まる中、タバコそのものへの関心の形は随分変わって来ましたが、デザインの分野では「嗜好品」のパッケージとしてのタバコのデザインは近代デザイン史を学ぶ上でも重要な位置を占めています。
数あるタバコのパッケージの中で、アメリカの「ラッキーストライク」のデザインを手掛けた「レイモンド・ローウィ」が当時の日本のタバコのデザインを手掛けていることは、デザインが良いということだけでなく、当時の日本におけるデザインの意識を変えたという意味でも非常に価値のあることだったと思います。
Peaceは1946年に発売された銘柄ですが、1951年にローウィによるデザインとなりました。
ローウィに新デザインを依頼するほど、当時のタバコを代表する銘柄であったPeaceですが、イベントの記念パッケージも多く制作されています。
色褪せても良質のデザインとして受け入れたいものばかりです。
ロングセラー商品における記念パッケージは、近年は様々な商品の季節限定パッケージなどで継承されていますが、何でも「限定」という感じもあり、「希少性」という意味では薄れてきているようにも感じます。
左から
たばこ製造専売60年記念(1963年)
日本青年海外協力隊第一次隊員派遣記念(1965年)
アジア善隣国民運動記念 (年代不詳)
ダイヤル通話完成記念(1965年)
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