グラフィックデザイン専攻1年生の授業では後期「上製本」の制作が始まりました。
出版業界では「電子書籍」が話題ですが、紙による「書籍」の魅力はまったく異なるモノとしてこれからも残って行くものと信じています。
それは、手に取って読む「書籍」は、手から感じる重さや紙の肌合いなど触覚に訴えかける要素が魅力の1つとなっているからで、現在のネットによる情報検索では得られない情報がその魅力となっていることが理由です。
デザイナー、装丁家はその触感を確かめながら紙の選定を行い、ベストなデザインを完成させていきます。
ファインペーパーは書籍というメディアに限らず、パッケージやパンフレット、ポスター等、グラフィックデザインの様々なメディアで使用されていますので、実際に紙に触れてその使われ方を実感することはとても重要なことです。
グラフィックデザイン専攻の502教室には、紙の検討に必要な紙見本が豊富に揃っていますが、見本はとても小さいので実際に使用する大判とは印象が大きくことなります。
また、印刷具合も紙によって異なりますので。実際に使用されている実例を見る事はとてもいい経験となることは言う迄もありません。
ファインペーパーの竹尾のショールーム「見本帳本店」2階の展示室では10/8(金)~11/19(金)まで「手塚治虫を装丁する」展が開催されます。
書籍の顔となる「表紙カバー」のデザインを通して、紙の魅力に触れて下さい。
グラフィックデザイン専攻の1年生は必見です。
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