写真の授業を行いました。
最近は携帯電話にも高解像度のカメラが内蔵されていますし、コンパクトデジカメも安くなりましたので、写真を撮るという行為はとても身近なものになりましたね。
これらの身近な機材での写真をグレードアップさせるためにも、本格的な撮影方法を知っているといろいろと応用ができることがあります。
<光の調整>
写真では光の調整が重要なポイントになります。
授業ではストロボの光を和らげるためにアンブレラを使い、光を拡散反射(バウンズ)させましたが、もうひとつストロボと被写体の間にトレーシングペーパーを入れて光を拡散透過(デュフューズ)があります。
このデュフューズを、コンパクトカメラでのマクロ撮影(接写)に応用しましょう。
コンパクトカメラでのマクロ撮影で内蔵ストロボを使用するとレンズの影が出てしまったり、階調が白く飛んでしまったりします。(写真左)
これはストロボがレンズ近くの正面から強く光っているせいなので、ストロボの前で光をデュフューズさせることで軽減できます。
光が柔らかく広がっている様子がわかると思います。
(写真右)
レンズの影が落ち光のムラも多く、近い所は白飛びしてしまいますが、デュフューズ効果で柔らかい照明になります。ストロボが弱くなる分、少し部屋の照明の影響も出て来ます。
拡散できれば丸めたティッシュなど何でも利用できますが、比較的スマートで携帯が楽な半透明の樹脂板をずっと愛用しています。
実はこの樹脂板は机の中などで使う整理用トレーの仕切板で無印良品の商品です。
今回の写真では樹脂板を2枚重ねて使用しました。
http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4548718498000
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